セッション①
明日から実践!高齢心不全患者への包括的心臓リハビリテーション
~プロフェッショナルに聞く!今いるメンバーでできる最高のチーム医療~
①私の職種がいなかったらこうしろ!プロフェッショナル直伝、心リハの極意(講演)
②プロフェッショナルに聞いてみたい!こんな時どうする? (総合討論、質疑応答)
【企画趣旨】
心臓リハビリテーションには、運動療法はもちろんのこと、患者教育や疾患管理、カウンセリングを含む包括的な管理プログラムとしての役割が期待されている。そしてそのために、医師や理学療法士、管理栄養士、臨床心理士、薬剤師、臨床検査技師といった様々な職種の関与が必要となってくる。一方で、実際には心臓リハビリテーションの場にこれらの職種を全て揃えることは容易ではない。心臓リハビリテーションを立ち上げたばかりの施設ではなおさらである。たとえ今、全ての職種が揃っていなくても、今目の前にいる患者には最高の包括的心臓リハビリテーションを提供したい。そのために各心臓リハビリテーションスタッフが出来ることを、各職種のプロフェッショナルの講演と討論を通して、見つめなおし、明日からの心臓リハビリテーションに役立てることを目的とする。講演では、日常で問題となりやすい高齢心不全患者への心臓リハビリテーションをテーマに、各専門領域で重要と考えられる患者の評価法と、それに基づいた介入法および注意点、フォローアップ法について解説いただく。また、総合討論では、事前にU40心不全ネットワークを通じて各専門職種(登壇者)への質問を募集予定であり、限られたチームメンバーのなかで、直面することの多い課題について議論を深める。
【登壇者】
座長
永田春乃(琉球大学)
三浦弘之(国立循環器病研究センター)
演者
理学療法士:岩津弘太郎(枚方公済病院)
看護師:鍛冶優子(平鹿総合病院)
管理栄養士:宮島功(近森病院)
薬剤師:土岐真路(聖マリアンナ医科大学)
臨床心理士:庵地雄太(国立循環器病研究センター)
セッション②
徹底討論 若年心不全患者の社会復帰の支え方
【企画趣旨】
昨今の心不全医療の進歩により、社会生活に戻る事が叶う患者が増えている。患者は療養の中で、疾患による身体機能の低下のみならず、抑うつ等の精神面での不調や、社会的役割の喪失にも直面する。このような患者をどのように支えていくのか、退院後の生活並びに社会復帰まで考慮した心臓リハビリテーションの提供が必要である。本セッションは、若年心不全患者の症例を元に運動処方や復職の支え方を議論する事で理解を深め、日常臨床に活かす事を目的とする。
【登壇者】
座長
作井大介(株式会社 PREVENT)
生駒剛典(浜松医科大学)
症例提示
船戸優佑(藤田医科大学)
運動処方 AT vs Karvonen
村田誠(群馬県立心臓血管センター)
伊達歩(旭川医科大学)
復職について考える
茂優子(名古屋大学)
北川めぐみ(関西みらい銀行人事部健康管理センター)
コメンテーター
木田圭亮(聖マリアンナ医科大学)