この度、REALITY-AHFに続くU-40 HF Networkで行う多施設臨床研究のテーマを募集します。U-40 HF Networkに所属する40歳以下のメンバーであればどなたでも応募していただけ、採用されればその研究のPIとして研究を主導していただきます。現在のところ1-2テーマを公募から採用させていただく予定です。
応募希望の方はまず下記ガイドラインをお読みいただき、内容に同意していただけるならば、こちらから申請書をダウンロードしていただき、記入したうえでu40hf_NOSPAM_@yahoo.co.jpまで(迷惑メール対策として追加してある”_NOSPAM_”の部分を削除したものが実際送信先のメールアドレスとなりますのでご注意ください)申請書を添付の上送信していただければと思います。
応募に関するご不明な点、質問等もこのメールアドレスまでお願いします。
これまでに同様の研究を運営した経験があるメンバーでサポートいたしますので、「良いアイデアと臨床研究に対する情熱はあるけど実際にどうやって多施設臨床研究を始めて良いのかがわからない、参加施設を集めるネットワークがない」という方からの応募をお待ちしております。
申請書の応募締め切りは2018年3月11日(日曜日)とさせていただき、3月末には結果のアナウンスをさせていただく予定です。
【暫定的タイムライン】
2018年3月11日 | 応募締切 |
2018年3月末 | 結果アナウンス |
2018年4月-7月中旬 | スタディコミッティメンバーの確定、試験計画書作成 |
2018年7月 | 7月東京で開催予定の心不全フェローコースで研究概要をPIが参加者に説明 |
2018年8月以降 | プライマリな施設で倫理委員会申請開始、参加施設募集 |
2018年10月 | プライマリな施設で試験開始、及び心不全学会で更なる参加施設呼びかけ |
【応募概要】
・U-40 HF Networkで2018年秋頃から開始予定の多施設臨床研究のテーマを募集します。
・デザインは前向き・後ろ向き、観察・ランダム化比較試験等、どのデザインでも問題ありません。
・U-40 HF Networkの担当者が提出されたプロポーザルを科学的新規性・実行可能性等の面からレビューし、1つまたは2つ選びます。
・レビューは名前・所属を消した状態のプロポーザルにて行うため、プロポーザルの名前・所属以外のの欄に、申請者を特定できるような情報は可能な限り書かないでください。
・選ばれたプロポーザルに関して、以下のような流れで実際の研究を行う予定です。
①申請者が主任研究者(principal investigator: PI)として研究をリードします。まずU-40 HF Networkの臨床研究担当と話し合いを行い、研究に参加できる施設からそのテーマに沿った研究者を集めスタディコミッティ(スタディコミッティメンバーは40歳以下には限りません)を組織します。申請者の所属施設からも申請者以外がスタディコミティとして参加できますが、その場合1人までとします。
②スタディコミッティで詳細な試験デザインを決めた上で試験計画書を完成していただき、それをもとにU-40 HF Networkのメンバーがいる施設に参加を呼びかけます。
③研究のプライマリな結果の学会発表、及び1st authorとして論文の執筆はPIの方に行っていただきます。その際の統計解析・論文執筆に関しても必要であればサポートを行います。
【ガイドライン】
申請していただく際に以下の事について了承していただく必要があります。
■研究に関する事の最終判断には全てスタディコミッティの同意が必要。PIだけ、もしくはPIの上司の意見等のみでその研究に関する事を決める、もしくは変更する事は出来ない。
■その研究のデータを用いた論文にはスタディコミッティはauthorとして必ず入れる。その他のauthorは1st authorが判断してICMJEの基準に照らし、貢献した人を加える。1st authorの自施設の上司、同僚等も当該論文に貢献したと考えられればauthorとして加える事も可能。Authorの順番、Corresponding author等は1st authorに一任する。
■原則として、その研究に参加し、実際にデータを提供した施設全てに全体のデータの利用権、および1st authorとしての研究結果の発表、論文の執筆を認める。但し、「○○例以上の症例登録を行った施設に限り」という制限はスタディコミッティが同意した場合設定は可能。
但し、「学会発表ではよく見るが、Pubmed上論文は出ていない研究」という研究になる事を防ぐため、以下のルールが適応される
– PIを含む、各施設の研究メンバーが研究データを用いて1つのテーマに取り組んでいる時には、そのテーマが論文となり雑誌へ投稿(acceptは関係なし)されるまではその施設は次の研究テーマには取り組めない。
– 各研究メンバーが申請したテーマが、学会発表後半年たっても雑誌への投稿(accept は関係なし)に至らない場合は、その研究メンバーのその研究テーマに関する解析/執筆する権利は消失する。
■研究データを用いた研究テーマの募集方法、希望している研究テーマが重複した時の優先権をどうやって決めるか等はスタディコミッティで事前に決める。
■研究が進行している途中で明らかにPIがPIとして研究をスムースに運営するうえで不適格だとスタディコミティ全員が考えた場合(ここに書かれている条件に明らかに違反している、正当な理由なく同意した期限を守らない、メールの返事がなく連絡が取れない、等)、PIを他のスタディコミティの中から選び入れ替えて研究を継続します。
※■で書かれたルールは、スタディコミッティの同意のもとマイナーチェンジを行う事が許されます。
U-40 HF Network 臨床研究担当 末永祐哉